江戸時代より前は、かめによる保管が一般的だったそうです。

江戸時代になると、醤油が産業的に生産されるようになり、重いかめから、軽い樽に変わっていきます。

明治時代から、自動製瓶機が普及し、醤油の保管において瓶が主流となってきます。

醤油瓶といえば、茶瓶!茶瓶が主流なのは、以前、「ガラスびんの色と役割」でもお話したように、茶が紫外線をカットしてくれるからです。
さらに、瓶は酸素の侵入を防いでくれるため、醤油の大敵「酸化」防止にも役立っています。ただ、びんは以下のようなデメリットも…

醤油醸造で購入するのではなく、スーパーで購入することが多い現在、購入後の持ち運びが困難です。

近年では、安価で機能的なプラスチック製品も数多く発売されるようになってきました。
ただし、ペットボトル容器は酸素を通しやすく、びんに比べると1.5倍ほど醤油の酸化が速くなってしまうことも。最近では、密封ボトルという内容物が空気に触れないプラスチック容器も開発されたそうです。

時代の移り変わりとともに、容器にも変化がありますが、やはりおいしいものは瓶詰め
利便性を取るか…おいしさを取るか…悩みどころですね