ガラスびんには、印刷したりラベルを巻いたりと、びんの表面に加工することができます。その加工技術により、びんに高級感や特別感を演出することが可能となります。以下に、加工技術の種類についてご紹介致します。

ACL(印刷)】
ガラスびんに直接、印刷するACL(Applied Ceramic Label)は最も古くからある加工技術です。コーラや烏龍茶のびんのイメージですね。
スクリーン印刷方式により、鮮明で高級感ある仕上がりが可能となります。
ACLに使われる無機インキはガラスより低い温度で溶けてガラスに溶着するため、耐化学性に優れており、繰り返し使われるリターナブルびんにも対応できます。

コーティング 】
ガラスの表面に塗装します。多彩な色彩が表現できます。
透明感のある色、不透明な色、マットな色など従来の色ガラスでは表現できなかった色彩のボトルを作製できます。

フロスト加工 】
ガラスの表面をマット(磨りガラス)状に加工します。
涼しさを表現したり、ボトルの質感をソフトにしたり、肌触りを柔らかくする効果があります。中身をソフトに見せて涼しさを表現するなどデザイン的な特徴を表現できます。

タックラベル(感熱ラベル)】
タックラベルは裏面に接着剤が付いているラベルで、ラベラにて剥離紙を剥がしながらラベリングされます。ラベル形状の自由度が高く変形ラベルにも対応できるため、一般的な紙ラベルにはないラベル表現が可能です。
ラベリングできるのは2次曲面までですが、テーパー部分への札貼が可能となります。プレタックラベルは、ガラスびんの透明感を活かして商品を鮮やかに演出します。

シュリンクラベル 】
シュリンクラベルはシュリンクフィルムが熱で収縮する特性を活かしたラベルです。フィルムでびんを包み、熱を加えてびんにフィットさせます。
3次元曲面を含む広い装飾面積を得ることができ、形状の自由度が特長であるガラスびんにとって有効なラベルと言えます。また、3次曲面を活用できることによってラベルの表示面積を大きくとる事ができ、ラベルによるファッション性や必要表示事項の多さにも対応しやすくなります。さらにシュリンクラベルでびんの表面の多くを覆ってしまうことで、中味を光線による劣化防止や、飛散防止も期待できます。